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ついにやってきました
卒業試験ダイブ。 思えば去年3月に「30台最後の年」に一念発起と始めたダイブマスターコースの集大成となります。 去年の忘年会で3月までにダイブマスター取得すると宣言しています。 先週の卒業準備ダイブで様々なミスを犯しためか、先週は卒業ダイブで失敗する夢
(例えば不明者を出して不合格するとか、海龍師匠にこっぴどく叱られるとか) を見続けました
(意外にデリケートなのです、ボクちゃん)
準備万端で望むべく、先週は某国際機関のエコノミストのお仕事もほどほどに、週末の卒業ダイブの準備に全てを集中しました。 例えば、ゲームで使う地図の作成とかSeaDragonでの海流師匠との打ち合わせとか、卒業試験計画書の校正などなどです。
結果は合格です ! パチパチ~
途中、出張で間が開いた時期があったこともあい、いやー長かったです。 正直ここまでかかるとは思っていなかったですから・・・ ということで今回の奮闘記は、今回の卒業ダイブを振り返えろうと思います。
『 卒業試験ダイブとは、2日間で合計5ダイブの 企画・立案、実施、ダイビング時の引率まですべてDMが仕切るもので、DMのコースで学んだ知識、スキル、心構えをすべて総動員して取り掛かるものです。 ダイビングではちょっとしたミスが、生命の危険にもつながり得ますので、安全性の喪失につながるような基本的なミスに対しては厳しく評価されます。 目標地点に行き着かず、迷ってしまったり、ダイバーがはぐれてしまったりした場合も、即失格となります 』 (
ナベさんのDM奮闘記から抜粋)、 というように知力・体力・時の運に対する臨機応変さを全て試されるという厳しいものなのです。
今回の卒業試験に際しては、Dr.アイ夫人、ボクちゃんの直系先輩の鬼軍曹カオリさん、大長老のアポテックKさんなどから激励を頂いていました、皆さんどうもありがとう~。
今回の参加者は、海龍師匠が試験官(時にvisible 時にはinvisible)、DM三銃士の一人
カルピコU氏がアシスト役、ファンダイビング役参加者が
Jenny Bigママ、
飛雄馬AI候補生(日帰り)、
Y女史、
アイスマン、
イイトモ爺氏の6人にプラスボクちゃんの合計8名です。 これまでボクちゃんはナベさんとYama No.1の両先輩の卒業ダイブに参加させてもらっていますので状況を把握しているつもりでしたが、
ファンダイバー役での参加と実際にダイブ・マスターを張るのとでは大違いでした。 2月24日(土曜日) 初日 前日の夜をほとんど地図の準備とかゲームの準備に使った僕は、体調を整えるのが第一と夜10時にはベッドに入りました。が、
眠れない・・・時間は刻一刻と過ぎて1時を廻る。 結局いつも以上の睡眠不足の状態で卒業ダイブに望むことに・・・
加えて外を見えると真っ暗。 まだ夜明け前? 違います、今にも泣き出しそうな空模様。 晴れてくれることを切実に祈りながら一路アンチョールの桟橋に向かう途中で
雨は本降りに。
ボクちゃんの試験はどうなるんだよ~ん・・・ 半分涙目でアンチョールに到着したときには少しだけ小降りに。
ほっと一息つくと7時半の集合時間を15分くらい過ぎている…
いない…アイスマンさんがまだ来ていない! この時のために携帯電話の番号を控えておいてよかった、ホッ・・・。 結局、アンチョールをほぼ定刻に出発したMiss Bond号は通常より20-30分早い9時20分にはコトック島に着きました。
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(右上の写真は 一生懸命 オリエンテーションをしているボクちゃんとそれを無視しているY女史) |
でもコトック島も雨。桟橋の上から下を見るとあまり透明度がよくない。 器材・荷物の搬出をした後は、オリエンテーリングの開始。 今回参加のメンバーはコトック島ベテラン・メンバーだけど、海龍師匠からは「
皆初めての前提でやってね」ということで、挨拶・部屋割り・食事・宿泊場所などを一通り説明しました。 緊張するボクちゃんを横目にみんな結構鋭い質問を飛ばしていました。
結構意地が悪いなぁ・・・ あ~先が思いやられる。
1本目は
コトック島桟橋北側沖合い。 このポイントはほぼ未開の荒野をボクちゃん達 DM三銃士がポイント拡張し、ロープを張った思い出の場所です。今では色々な魚が住み着いています。 集合岩の後ろからボクちゃん達が難工事の末に完成させたガイド・ロープが張ってあるし、もう数十回もいっている場所なので
楽勝、楽勝…と思ったのが大誤算。
ガイドがボクちゃん、アシスタントがカルピコUさんで潜行を開始したけど、透明度が低い、低すぎる。 10mを過ぎたあたりで後ろを確認するともうボーッとしかダイバーが見えない。 今までのコトック島のダイブの中で一番悪いかもしれない。 師匠いわく2月初めからの大雨の影響で河川の泥水がこの辺りまで流れこんできたのかも・・・とのこと。
集合岩で一時集合し、このまま予定通り北側に行くか、それとも安全策をとり浅場を回るが一瞬迷いました。が、水中ライト(小)を持っていたのでこれをパーティの目印に行けば大丈夫と思い、予定通りの進路に。 実は上から水中スクーターで見ていた海龍師匠しか気づかなかったみたいだけど、目印のロープを行き過ぎて「沈船B」の横から出ているロープを伝っていってしまったのだ。
(卒業試験の終了後の査問ミーティングで これは故意にやったのか、ミスだったのかとの鋭く突っ込まれてしまった) これを辿っていけば
FMポイントへのロープと合流することが分かっていたのであせらずにそのまま進むことに。 進めども、進めども透明度が悪い。 ボクちゃんは全体を見回そうと少し深度を高めにとったんだけど、そうすると下の目印ロープが見えないし、ダイバーはさらに上を行ってしまっていた。
(師匠にはそういう時は底を這うようにいかなきゃだめだよ~とコメントされてしまいました)。 なんとか
Fumikaポイントにたどり着いたところで皆の残圧を確認。 ここでは120barを想定していたけど、最低でも130barある (
結構皆優秀だなーとひそかに感心)。 ここはさーっと素通りするつもりだったんだけど皆こっちを見てくれない。
おーぃ。 鈴を鳴らしても皆の視線は
Fumikaポイントの中にいる魚とかイソギンチャクとか。
あーっ、どうなるんだーとかなりあせるボクちゃん (きっと師匠は中空からこの様子を眺めていたんだろうなぁ...師匠からは
リコールサインは決めておかないとだめだよと指摘を受けました)。 なんとか、皆をまとめて西側のS4ポイント、水中バスを通り、再度集合岩に。集合岩からそのままガイド・ロープ伝いに深度をあげようと思っていたんだけど、少し(かなり)流されて東側に浮上してしまった。
(これも これは故意にやったのか、ミスだったのかとの鋭く突っ込まれた) 卒業試験最初のダイビングとして、透明度の低い中では結構よくやったと思うけど、海龍師匠に指摘を受けて、今考えるともっと色々な対処法(例えばマーカーをつけるとか)があったのではないかと思う。 いやーダイビングの奥深さと準備の大切を1本目から感じました。
2本目は
桟橋西側のダイビング。 実は今回の卒業ダイブでは、参加してくれた人に漫然と潜るのではなく色々な形でのダイビングを楽しんでもらおうと、1本目のチェックダイブを除いた4本でゲームダイビングを計画していたのです。 2本目は
水中オリエンテーリング。 ボクちゃん達DM候補生はトレーニングの一環としての水中地図作成のために目印となるところに「数字」や「アルファベット」のついたボトルを設置してるんだけど、これを順番に廻って帰ってくるというのがテーマです。 ボトルは先週のチェックダイブのときに確認済みです。 ボクちゃんは陸上監督。 ボクちゃんを除く6人を3つのペアに分けてほぼ10分おきに潜降。 ポイントは、集合岩のボトル、水中バスなど簡単なものから、西側の若干難しいポイントまで全部で9ポイント。 到達証明のために写真を撮ってくることになっている。 待つこと30分弱。 なぜか2番手に出発のY女史とカルピコU氏のペアが真っ先に帰ってきた。 安全停止を含めても30分もたってない ??? すると二人ともガッツポーズで登場、二人とも「完璧」、「完璧」と騒いでいる。
やっぱり カルピコU氏は現場を知り尽くしているから有利だよな~ BigママJenny・イイトモも爺さんペアも1つミスしただけだ。 最後に戻ってきた飛雄馬AI候補生とアイスマンさんのパーティは半分くらいしか見つからなかったそうだ。
プププッ! ひとペアくらいこうでないとゲームがつまらない(意地悪?)もんね。 でもこのパーティは水中バスさえも見つからなかったらいい、
何でだろう ??? 陸上からの監督は初めてだったけど、結構難しい(学科ではやってるけどね)。 首からは双眼鏡・ストップウオッチをぶら下げているんだけど、結構ダイバーの泡が見えない…陸上からの監督の今後の課題です。
3本目くらいになると卒業試験でも大分落ち着きが出てくる(というか、人間そんなに長時間は集中出来ないもん)。 飛雄馬AI候補生は残念ながら日帰りダイブだったので、3本目は2パーティに縮小し、カルピコUさんにはアシスタント専属になってもらいました。
4時30分くらいで徐々に暗くなり始めるときなので、浅場での写真コンテストを開催。 テーマは、クマノミとウミウシで1種類につき1点。 普段は結構見るんだけど、探すとなるとなかなか見つからないんだなー。 その他に、珍しいもの(カメ、ジャイアントシーホースなんか)はボーナスポイントを設定しました。 浅場でのダイビングを指示したこともあり、のんびりと陸上監督をしてると「
陸上監督のときはちゃんとウェットスーツを着て、出動待機状態を維持していないとだめだよ」と師匠に指摘されてしまいました。 2パーティともウミウシ・クマノミで7つも写真を撮ってきました (
優秀、優秀!)。
初日は、1本目の桟橋北側ダイブ以外は結構平穏に過ぎていきました。
【おまけ】 ランボー号炎上(?):
初日は余裕を持ったスケジュールだったのでボクちゃん達は6時半ごろに食堂に集合。 でも、さっきまで海岸にいたJenny Bigママがいない。 すると海のほうから「ボンッ」って小さな爆発音がしたので見てみると、ボートの上に白い影がひとつ。 なんとなくJenny Bigママぽいけど一人でボートに乗っているはずはないし・・・
あれ? 後ろで誰かボートを押している。 その影はランボーでした。(ランボー君に関しての関連記事はこちら 「ブンガもダイブマスター挑戦記 Vol.4 【ムフフッ 情報 】 をご参考に) 潮の流れに逆らってフィンもつ けずにボートを押すなんてやっぱり只者ではない。 後でJenny Bigママに聞くとエンジンが急に爆発して動かなくなったとのこと。 ランボー伝説がまた増えました。 (翌日にはなぜかランボー号は復活していたけどね)
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